モデルのNOMAさんとフォトグラファーのMARCOさんの対談の様子

グリーンピースは2023年11月17日(金)〜 26日(日)の期間、東京の LIGHT BOX STUDIO AOYAMAにて、日本の気候変動を感じる来場者参加型のアート展「HELP展 〜30年後には消えてしまうかもしれない〜」を開催。展示企画の一つとして、11月23日にはグリーンピースのプラスチックキャンペーンのアンバサダーを務めるモデルのNOMAさん、フォトグラファーのMARCOさん、そしてグリーンピースのスタッフが「海とプラと私たちの暮らし」についてお話ししました。

「海が大好き」が共通点のお二人と

11月23日にグリーンピースが開催したアート展の企画の一つとして、「海とプラと私たちの暮らし」をテーマにしたトークイベントを行いました。どんどん酷くなっているプラスチック汚染から海や自然を守るために、私たちにどんなことができるのかをお話ししています。

モデルのNOMAさん
HELP展のトークイベントに登壇するモデルのNOMAさん

登壇してくださったのは、佐賀県で昆虫の研究をするご両親のもとに生まれ育ったモデルのNOMAさん。子どもの頃から自然と親しんで暮らしてこられたNOMAさんが環境について考える大きなきっかけになったのは、スタジオジブリの「風の谷のナウシカ」や、「スローライフ」を提唱するナマケモノ倶楽部の発起人の一人アンニャ・ライトさんのお話しだったといいます。

フォトグラファーのMARCOさん
HELP展のトークイベントに登壇するフォトグラファーのMARCOさん

もう一人の登壇者はフォトグラファーのMARCOさん。MARCOさんもNOMAさんも、お互いに海が大好きで、水中写真の撮影で出会って以来、親交が続いているのだそう。MARCOさんが環境問題を意識して、行動しはじめたきっかけは、お子様が生まれたことなのだといいます。

モデルのNOMAさんとフォトグラファーのMARCOさんの対談のようす

「NOMA」、「マルちゃん」と呼び合うとても仲良しなお二人と、グリーンピースの広報担当の平井ナタリア恵美が「海とプラと私たちの暮らし」についてお話ししました。

気候が変わっていることを感じた体験

気候変動を体感する経験は日毎に増えてきているように感じられます。NOMAさんとMARCOさんはどんな瞬間に「気候変動を体感」されるのでしょうか。

モデルのNOMAさんとフォトグラファーのMARCOさんの対談のようす

MARCOさん:NOMAと一緒に行ったパラオの塩湖での撮影で驚くことがありました。気候変動の影響でクラゲの数が激減して、撮影直後に入ることができなくなってしまったんです。

NOMAさんがモデルを務め、MARCOさんが撮影したパラオの湖での写真
NOMAさんがモデルを務め、MARCOさんが撮影したパラオの湖での写真

NOMAさん: 少し前には、触れないようにひとかきするのも難しいくらいにたくさんいたクラゲがいなくなってしまって。当たり前だと感じていた景色があっという間に変わってしまうということを痛感しましたね。

平井:私もダイバーの方から今は東京湾に沖縄の魚がいると聞きました。

NOMAさん:横浜の自宅でいろんな植物を育てているんですが、一番元気に育っているのは沖縄の植物なんです。大好きな沖縄の薬草なのでありがたいんだけれど、やっぱり「こんなに変わっているんだ」ということは植物の成長をみていても感じますね。

MARCOさん:息子は今9歳なんですが、昆虫が大好きで。例えば、あるセミの生息域をみても、採れるはずのない場所で採取できてしまったり、変化を日々感じています。

プラスチックとの向き合い方

平井:海のお話が出ましたが、海洋がプラスチックごみで汚染されていることはある程度日本でも知られるようになってきています。便利なプラスチックですが問題も大きい。お二人は暮らしを通してプラスチックにどう向き合っていますか?

NOMAさん:基本的なことですが、ものを買う時には何で作られているかを自分でチェックするようにしています。天然素材を選ぶようにしつつ、そうでない洋服は洗うときにマイクロプラスチックが出にくい洗濯ネットを使ったりしています。

モデルのNOMAさん

家族がアメリカに住んでいるのですが、アメリカのスーパーと比べると、日本のスーパーの環境に配慮した選択肢の少なさには難しさを感じますね。

MARCOさん:私も、単純に大変だと思うことが多いです。スーパーでも過剰包装が気になって、商品が何重にもプラスチック包装されているのを見ると「必要あるのかな?」って。

フォトグラファーのMARCOさん

忙しい毎日を送っている私たちは、便利であることがものを選ぶときの基準になってしまっているけれど、それで本当にいいのか一度立ち止まって考える必要があるというか。みんなのライフスタイルがちょっとずつでも変わっていけば、需要も変わると思うんです。

NOMAさん:声を届けることって大事だよね。「プラスチック以外の選択肢はないですか?」ということを、作り手側に訊ねてみるだけでも意外に届いていたり。

平井:グリーンピースをはじめとしたNGOも、もちろん「声を届ける」ということをしていますが、企業には消費者側からの「ここをもっとこうしてほしい」という声は何より重要ですね。

地域で繋がる地産地消の可能性

NOMAさん:最近よく妄想するのが、区ごとに行政と市民が手を取り合っていろんなことを決めていくようなマルシェ(マーケット、市場)ができればとってもいいんじゃないかということ。

モデルのNOMAさん

移動に使うエネルギー、CO2も削減されて、地域の繋がりの再生にもなるし、その土地で育ったものを取り入れることで、地球の一部、生態系の一部としての人間という感覚を取り戻せることができれば、自然とプラスチックの量も減っていくんじゃないかって妄想を膨らませています。

平井:素敵な妄想ですね!

MARCOさん:地産地消で作物を遠くまで運ばなくてよければ、プラスチック包装がなくてもよくなりますよね。

NOMAさん:マルちゃんがやっている宿泊施設も、安曇野というまちとしっかりつながっていて、安曇野の恵みを体感できるよね。

MARCOさん:長野県の安曇野市で、そば打ちの体験ができる宿泊施設「そばハウス 安曇野」をやっているんです。安曇野の食材を使って、安曇野や信州の食や文化を体験できるようになっています。

フォトグラファーのMARCOさん

今は、旅をしたとしても、どこでも結構同じものが手に入れられることが当たり前になっていますよね。それは安心を感じられることでもあるけれど、せっかく旅をしたらその土地のものだけで完結した色や体験を感じられる場所にしたいな、と思って。できる限り安曇野のものだけを使うようにしています。

平井:いつか行ってみたいです。その場所で学ぶきっかけを提供するということも心がけられているんですね。

MARCOさん:そうですね、立ち止まって「これって本当に必要だったのかな」とか「この選択肢しかなかったのかな」っていうのを感じられる場所にしたいと思っています。

プラスチック条約のおはなし

平井:選択肢というお話が出ましたが、日本の社会にはまだまだ環境に配慮した選択肢が少ないですよね。プラスチックに関していうと、汚染をなんとかしようと国際条約をつくることが2022年に決まりました。

モデルのNOMAさんとフォトグラファーのMARCOさんの対談のようす

条約の内容を決めるために全5回の政府間交渉が設けられていて、ちょうど11月19日に3回目の交渉が終わりました。プラスチック条約ができたら、加盟した国々は自分の国のプラスチック対策を含め、変えていかなければならなくなるので、プラスチックを使わない選択肢も増えるかもしれない。このように、私たちの生活に密接に関わる条約なんです。NOMAさんは今年からグリーンピースのプラスチック条約に関するプロジェクトのアンバサダーを務めてくださっています。

NOMAさん:条約を通してどう変わっていくのか、この先どうなっていくのか、とても楽しみにしています。自分たちの暮らしやすさのためにも、条約が締結に向けて進んでいること自体を知ることが大切だと思います。そして、そこに市民である私たちの声を届けることもすごく大切。

締結された後に「こんな条約になったよ」っていうのをニュースでみるということが多いじゃないですか。「知ってたら声を届けたかった」って感じると思うんです。プラスチック条約は今、締結に向けて話し合われているところなので、タイミングを逃さずみんなで声を届けましょう。

モデルのNOMAさんとフォトグラファーのMARCOさんの対談の様子

MARCOさん:私もお話を聞くまで知らなかったんです。調べようと思っても情報も少なくて。だから、みんなで伝えあっていく必要がありますよね。

平井:グリーンピースとしても発信やメディアへの情報提供をしてますが、作っている最中の条約はニュースになりにくいという厳しい現状がありますね。

プラスチックの生産に意欲的な国々がある一方、プラスチックは石油でできていますから、石油の生産国や、プラスチックの工場が多い国などはあまり積極的ではないんです。そこでどのくらい実効的な条約をつくるのかという話がまだまとまってないという状況です。

日本はというと、あまり積極的な姿勢であるとはいえないので、もうちょっと頑張ってもらいたいところですよね。NOMAさんがおっしゃったように「効果的な条約をつくってね」という声を届けることが本当に大事だと思います。

NOMAさん:ロビイング活動が気づかないところで未来につながっていて、気づけばポジティブな変化が起きて、いつの間にか生きやすくなっているということって私自身もあるんです。そこに至るまでに実はいろんな方が声を届ける役割を担ってくださっているんですよね。なかなかフォーカスされない部分だからこそ、いかに「声を届ける」ことに注目して、情報をシェアしていくのかというところが重要だと思います。

モデルのNOMAさん

グリーンピースさんからアンバサダーのお話をいただいた時、自分はまだぜんぜんプラスチックゼロの生活はできていないし、正直こういう役割を務めさせてもらうのはおこがましいなって思ったんです。でも、等身大のメッセージを伝えたい、起きていることや自分がもらった情報をシェアしていきたいと思いました。

私たちのリーダーに声を届けるには……

平井:ありがとうございます、本当にそうですね。スーパーやコンビニに買い物に行って、プラスチックゼロで買い物をしようと思っても限界があるじゃないですか。どうしてもプラスチックに包まれているんですよね。

NOMAさん、MARCOさん:そうそう!

平井:容器包装なんて、開けて捨てたらその一瞬で役目が終わるものがほとんどですから、やっぱりプラスチックじゃない選択肢を増やすためには、国とか企業に変わってもらうということが必要ですよね。

モデルのNOMAさんとフォトグラファーのMARCOさんの対談の様子

NOMAさん:日本の姿勢はどんなもので、私たちはどういう声を届けていけばいいんでしょう?

平井:実は日本は、プラスチックの規制に積極的な国からなる野心的な条約を推進する連合(HAC)に加盟しているんです。今年の5月に広島でG7が開催された時にも、2040年までにプラスチック汚染をゼロにするという宣言を行っています。グリーンピースもこの姿勢を応援しているのですが、交渉の場の姿勢をみると、目標は掲げているけれど生産規制には消極的になってしまっています。

MARCOさん:具体的な条約となると消極的になってしまうんですね。

平井:そうですね。生産を規制するとなると、プラスチックの生産に関わる産業が大きな影響を受けるので、すぐには「うん」と言えない状況です。

NOMAさん:オンラインで打ち合わせをさせていただいた時に、グリーンピースがプラスチック産業にかかわっている人たちを守るための対策も提案として考えていると聞いて感銘を受けたんです。

平井:プラスチック産業以外にもいえることですが、より環境に優しい選択肢をつくっていく上で、「ではこれまでその産業に関わってきた人たちはどうなるんだ」っていう問題が当然持ち上がるんですよね。例えばプラごみなら、違法な廃棄場でごみ処理をして生活している人もいて、そういう人たちが、別の仕事ができるように教育の機会をつくったり選択の支援を行ったりなど、「公正な移行」のためのルールが条約にも盛り込まれるべきだという提言をしています。

▶︎【報告】大阪ブルー・オーシャン・ビジョン推進議員連盟の意見交換会に参加しました

NOMAさん:素晴らしいなと思って。そう考えた時に、やっぱり一人ひとりの思いやメッセージを伝えるということが必要になってきますよね

平井:その通りですね。プラスチック条約に関しては、グリーンピースでも政府に真に効果的な条約を求める声を届けようという署名を集めていますので、みなさんもよかったら参加してください。

NOMAさん:グリーンピースの記事でも、わかりやすい漫画が紹介されていましたね!

▶︎マンガでわかる!「国際プラスチック条約」〜プラスチック汚染のない未来がやってくる〜

NOMAさんMARCOさん、お二人に聞きいてみたこと

ここからは、対談の参加者からお二人に寄せられた質問とその回答を紹介します。

Q. 海が大好きで趣味で日本各地でダイビングをしています。海のために何ができるだろうかと考えるようになりました。プラスチックごみを出さないようにするなど意識することはできますが、自己完結していて何かできているという実感は持てていません。アートや音楽、写真で表現することができない私ですが、どうしたらもっと海のための活動ができるでしょうか?

MARCOさん:すごくわかります。私も同じ気持ちです。写真を撮っていても貢献ができているとはいえないかなとも感じているし、私も海のためにできることをずっと探しています。

モデルのNOMAさん

NOMAさん:私も日々悩んで考えながらですが、一つ自分の中にある答えとしては、自然の摂理を紐解いていったり、観察したりしていると、自己完結している命っていうものは存在していないと感じるようになって……。すべてが連動し合いながら、永遠にバランスを取り合っているのが命だと思います。自分が選択した未来や、言葉、コミュニケーション一つにしても、意図していなかったとしてもなんらかの影響を与えていると思います。質問者さんがおっしゃるように「プラごみを出さないように意識する」ことを続けること自体が、ポジティブな影響を産んでいるんじゃないでしょうか。

フォトグラファーのMARCOさん

MARCOさん:うん、そうですね。インフルエンサーや、著名人じゃなくても、自分が選んだ行動をいいな、素敵だなと思ってくれる身近な人に広がったり、影響を与えられたりしているものだと思いますね。だから私も、「私なんて」っていう気持ちは持たないようにしています。楽しそうに活動に向き合っているとか、ささいなことであっても、できるだけプラスチックを選択しないようにしているとか、そういう行動をみて、隣の人が「素敵だな」って思ってくれれば、それだけで広がっていく。

平井:そうですね、例えば自分がビーチでごみを拾ったとして、それをSNSなどで発信できなくても、周りの人と話すことができますし、ごみを拾ったりプラごみを出さないようにするといった直接的なことの他にも、署名に参加したり、活動している団体を調べてみたりするのもできることですね。

Q. 一番好きな映画や本を教えてください。

MARCOさん:なかなか一つは選べないんですが、NOMAも大好きな「風の谷のナウシカ」は大人になってからも何十回と観て環境に関してのインパクトを受けた映画です。人を否定することなく強くたおやかなナウシカの人物像がずっと憧れです。あんな風に社会と対峙していたいって思いますね。

NOMAさん:いつ観ても新鮮じゃない? 子どもの時に観ても、大人になって観ても、新しい学びがあると思います。

平井:私も「ナウシカ」がなかったらたぶんグリーンピースに入っていなかったっていうくらい影響を受けましたし、グリーンピースの中にもナウシカファンはいますね(笑)。本はどうでしょう?

モデルのNOMAさん

NOMAさん:久しぶりに娘を家族に預けて一人で電車に乗る時間があったので、この機会に読みたいなと思って持ってきた本です。共同通信の井田徹治さんが書かれた「追いつめられる海」。すごくわかりやすくエビデンスがまとめられていて、おすすめです。井田さんは、お話もとっても聞きやすいんです。

フォトグラファーのMARCOさん

MARCOさん:私はまだ気候変動について知らないことが多いので、最近読んでいるのが、「THE CARBON ALMANAC気候変動パーフェクト・ガイド 世界40カ国300人以上が作り上げた資料集」。数字も詳しく書いてあって、ファクトがまとめられています。これを読んで勉強中です。

Q. 環境問題についての情報収集はどのようにされていますか?

MARCOさん:私はこういう本だったり、あとはインスタグラムで詳しい方のアカウントをフォローしたり、NOMAのような友達やグリーンピースのメールマガジンからも情報を得ていますね。

平井:テレビのニュースは環境の情報が少ないですよね。

MARCOさん:はい。テレビも、メジャーなネットニュースも、もっと環境について取り上げてほしいですね。意識的に情報を集めないとなかなか入ってこないです。

NOMAさん:私もグリーンピースのインスタグラムやメールマガジンを読んでいます。ニュースレターはとても内容が濃いですよね。楽しみにしています。あとはラジオがとても好きなので、「目と手は使えないけど耳が空いている」というときにラジオを結構聞いています。CNNクライメイトや国連関連のインスタグラム、もともと海の研究をしていた海洋生物学者で作家のレイチェル・カーソンの本もおすすめです。みんなのおすすめもぜひ聞きたいですね。

(参加者から原書房の「プラスチックを歩む」が紹介される)

NOMAさん、MARCOさん:ありがとうございます! わーっ、いいですね!

NOMAさん:そもそもプラスチックってなんなのか、掘り下げていくと知識としても面白いですよね。

Q. 普段環境問題に向き合うモチベーションが下がってしまう時があります。楽しく続けるために意識していることはありますか?

モデルのNOMAさんとフォトグラファーのMARCOさんの対談の様子

MARCOさん:私も自分の行動が間違っているんじゃないかと疑問を感じたり、自己嫌悪に陥る時があります。10年後のことを不安になったり、胸を抉られるような気持ちになったり……。けれど、やっぱり心の豊かさを選択の基準にしようと思っているので、心が不健康になってしまうなら一回休憩してもいいんじゃないかなって思います。違うかたちで問題に向き合うこともできるって。

NOMAさん:同感です。自分の心が健康であるというのはそもそも一番大切だと思います。辛いなと思った時は、例えば宇宙規模の視点や、地球の成り立ちといったように視点を変えてみるのもいいかもしれません。私にとって、環境問題につながっていた原動力は好奇心でした。地球を知ることはワクワクすることなはずです。ワクワクできる状態でいられることは大切です。ハグをおくりたいですね。

平井:ちょっと疲れたときには、そんなふうに「ちょっと疲れたね」って言い合える人がいるといいですね。

登壇者 NOMAさん(モデル)
幼少期より自然の中で多くの時間を過ごし、旅先での啓発や自然との繋がりを意識した独創的な世界観を活かして、モデル業のほかコラボ制作やディレクション等も行う。雑誌、広告、対談連載、イベントやトークショーなどファッションからビューティー、サイエンスまでボーダーレスに活躍中。ライフワークは旅と自然科学探求(とくに植物と宇宙)、作品制作、調香。Instagram @noma77777

登壇者 MARCOさん(フォトグラファー)
長野県出身。2003年、慶応義塾大学在学中より蜷川実花氏に師事。4年半のアシスタント期間を経て、2008年よりフリーランスのフォトグラファーとして活動開始。 エディトリアル、広告を中心にファッション、ポートレートの撮影で活躍する傍ら、個展、webなどで作品発表を精力的に行っている。Instagram @marco149