5月9日、2時から、原水爆禁止日本国民会議(平和フォーラム)、原水爆禁止山口県民会議の主催による「5.9上関原発の電源開発分科会上程阻止!!中央集会」が永田町で開かれました。
集会では、「上関原発を建てさせない祝島島民の会」代表の山戸貞夫さんらが、現地の状況を報告、「原発が建てば、漁はできない。電力会社からお金をもらうよりも、漁をして暮らしたい。」と訴えました。

「長島の自然を守る会」代表の高島美登里さんは、中国電力による環境アセスメントが最初に原発立地ありきの意図的なもので、スナメリやナメクジウオという希少な生物が予定地で生息しているのにもかかわらず、報告書に記載しなかったこと、環境庁で絶滅危惧種と指定されているハヤブサについては、営巣も確認されているのに、飛翔確認としか記載していない、その他、希少貝類などの見落としもあり、県・国から追加調査指示を受けたが、その報告で「環境に与える影響は少ないものと考えられる」と結論付けたこと、そして、県知事が今回、そのような中国電力に環境対策をゆだねる形で、原発計画について条件つき同意をしたことに大変な怒りを覚えると訴えました。(下)







集会終了後、3時から4時まで、国会請願デモが行なわれました。「上関原発絶対反対」の力強いのぼり旗がはためく中、グリーンピース・ジャパンのスナメリ(プラカード)たちが泳ぎました。(下左) 国会前でも元気に泳ぐスナメリたちです。(下右)








上関原発について、もっとくわしく知りたい方は、祝島ホームページ(http://member.nifty.ne.jp/iwaishima/)、原発ごめんだヒロシマ市民の会(http://www2.ocn.ne.jp/~gomenda/)のホームページ、長島の自然を守る会(http://www2.ocn.ne.jp/~haguman/nagasim2.htm)をご覧下さい。



*「長島の自然を守る会」では数か月おきに生態調査を行なっている。採集・仕分け・同定への参加・協力を全国から募っている。(費用1万円程度) 次回の調査の日程は、決定しだい、同会やグリーンピース・ジャパンのホームページなどで告知する。