ご注意:内容の一部と日程を変更しました。詳しくは修正済みの当シンポジウムのウェブサイトをご覧ください。2008年8月13日 国際海洋シンポジウム2008ウェブサイト
国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは今年10月、海洋環境の保護と持続可能な漁業をテーマにしたシンポジウム「国際海洋環境シンポジウム2008」を開催する。同シンポジウムでは、世界や日本の海洋学・水産学の権威のほか、築地の仲卸業者、そして漁師を招き、持続可能な漁業とその実現のために積極的な議論を展開する予定。場所は東京・渋谷の国連大学ウ・タント国際会議場。10月17日(金)と18日(土)の2日間行われる。

ゲストスピーカーとしては、カナダ、ブリティッシュ・コロンビア大学・水産資源研究所所長兼教授のダニエル・ポーリー氏、米国マイアミ大学海洋生物・漁業学教授のエレン・K・ピキッチ氏、日本近海の漁業改革をつよく訴える小松正之農学博士(現政策研究大学院大学教授[海洋政策論])、持続可能な水産認証の海産物取り扱いに積極的なイオントップバリュ株式会社の取締役でグリーンアイ商品部本部長の植原千之氏が、現在までに決定している。

シンポジウムでは、地球温暖化の影響、乱獲、違法漁業など、世界の海が直面する諸問題をはじめ、世界と日本における持続可能な漁業のありかたや、一人当たりの海産物消費量が世界一とされる日本の食習慣の問題まで、海洋環境に関する幅広い課題を話し合い、「いま私たちにできること」を考える。

「国際海洋環境シンポジウム2008」のポスターは、博物館入りしたマグロの握り寿司のイメージが使われ、寿司が絶滅しないよう漁業や食習慣をどうしていけばいいかを問いかけている。

グリーンピース・ジャパン海洋生態系問題担当の花岡和佳男は「世界の海から生物が急激に消えている現状を直視し、漁業と消費の両面からこの問題をとらえたうえで、世界一の漁業資源消費国として解決の糸口を見出すシンポジウムにしていきたい」と抱負を語った。

「国際海洋環境シンポジウム2008」の内容や講演者の紹介、また参加申し込みは下記のサイトから
国際海洋シンポジウム2008ウェブサイト

グリーンピース・ジャパン「くじラブサイト」もご覧ください。

お問い合わせ:
特定非営利活動法人 グリーンピース・ジャパン
海洋生態系問題担当 花岡和佳男
広報担当 村上京子