【第1回】子どものための環境問題「地球温暖化ってなに?」天気と天候
この投稿を読むとわかること

【子どもが環境問題について、自分で考えて自分で学べる学習教材シリーズです】
地球(ちきゅう)が、おどろくようなはやさで、どんどんあたたかくなっているのを知っているかな? 地球(ちきゅう)の温度(おんど)が上がることを、地球温暖化(ちきゅうおんだんか)という。きみもおとなたちが「地球温暖化(ちきゅうおんだんか)だ!」ってさわいでいるのを聞いたことがあるかもしれない。だけど、地球(ちきゅう)があたたかくなるって、いったいどういうことだろう。
天気(てんき)ってなんだろう
きみは天気(てんき)がどんなものか知っている?
そとであそんだり、うんどうしたりすることができなくなる雨(あめ)

太陽(たいよう)がまぶしいはれ

びゅうびゅうふく強いかぜ

しろくてつめたい雪(ゆき)

気温(きおん)や、しつ度(ど)、かぜ、あめ、かみなりのような、地球(ちきゅう)をとりまいている空気(くうき)の、気象(きしょう)のようすを天気(てんき)というよ。
気候(きこう)ってどんなもの?
それでは、気候(きこう)がなにか、わかるかな?
気候(きこう)というのは、あるひとつの場所で長いあいだくりかえしておこる天気(てんき)のことをいうよ。

気候(きこう)を調べるために、けんきゅうしゃたちががんばって調査(ちょうさ)をしている。
気温(きおん)を調べて、

かざむきやかぜのつよさを調べて、

しつどを調べて……

いろんな気象(きしょう)のことを、なんにちもなんにちも、なんにちも調べて……
そのおかげで、「このばしょの気候(きこう)はあたたかい」とか、「ここにはよくたくさんの雪(ゆき)がつもる」とか、地域(ちいき)によっての気候(きこう)のちがいがわかるようになるんだ。
気候(きこう)をかえる地球温暖化(ちきゅうおんだんか)
地球(ちきゅう)の気温(きおん)は平均(へいきん)して、この200年のあいだに、1.2度上がっている*。
地球(ちきゅう)が宇宙(うちゅう)に生まれてから、約45億(おく)年のじかんがたっている。
そのうちの200年は、とてもとてもみじかい。
わたしたちにとってながくかんじる200年も、地球(ちきゅう)にとってはあっというま。
そのみじかいあいだに気温(きおん)が平均(へいきん)で1.2度も上がってしまったということは、たいへんな問題(もんだい)なんだ。

1度くらいの気温(きおん)の変化(へんか)はたいしたことではないように聞こえるかもしれない。
だけど、気温(きおん)が1度上がるということは、地球(ちきゅう)にとってじゅうだいな変化(へんか)なんだよ。
なぜなら、1度の気温(きおん)の変化(へんか)は、地球の気候(きこう)を大きくかえてしまうから。
こんなふうに地球(ちきゅう)の気温(きおん)がどんどん上がって、気候がかわってしまうことを地球温暖化(ちきゅうおんだんか)という。
気候(きこう)がかわるとどうしてこまるの?
今、地球(ちきゅう)の気候(きこう)はとてもふあんていになっている。
日本でも、夏(なつ)には熱波(ねっぱ)とよばれる、いつもの夏(なつ)の日とくらべて、とてもあつい日が何日もつづく現象(げんしょう)がおこっている。

台風(たいふう)が、つよいかぜとあめをつれてやってくることもふえている。

きみも自然災害(しぜんさいがい)のニュースをテレビで見ることがあるんじゃないかな。
これらは、地球温暖化(ちきゅうおんだんか)のえいきょうだといわれているんだ。
れいとはかせとグーちゃんより
地球(ちきゅう)の環境(かんきょう)についていっしょにべんきょうしてくれてありがとう!

温暖化(おんだんか)がどんなものか、温暖化(おんだんか)になるとどうしてこまるのか、わかったかな。
ちょっとこわいな、とおもったかな?
だけどふあんにならないで。
れいと、はかせと、くろねこのグーちゃんと、いっしょにかんきょうについてしることで、きっとできることがみつかるよ。
このつぎは、「どうして温暖化(おんだんか)がおこるのか」をべんきょうできるきじであおう!

今日知ったことを、おともだちやかぞくと話してみてくれたらうれしいな。
またあそびにきてね。
いっしょにかんきょうのことをしっていこう!