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独自の専門家チーム、第2回放射線調査を開始――福島県で水や野菜も調べます

(写真:第1回調査の様子 © Christian Åslund / Greenpeace)

こんにちは、気候変動・エネルギー担当の高田です。

グリーンピースは、東日本大震災で深刻な被害を受けた福島第一原発から飛散している放射性物質と放射線量の実態調査を行うために、放射線専門家を含む独自の調査チームを福島県に派遣しました。

第2回目となる今回の調査は、今日から4月11日の予定です。(プレスリリースはこちら)第1回目の調査(3月24日~29日)を拡大し、放射線専門家を含む2チームで放射線量だけではなく、野菜などの食品、水、牛乳などの調査も実施します。(第1回調査の経過報告はこちら

チームには新たにドイツ人とオランダ人の放射線の専門家が加わり、ベルギー人、日本人3名の計6名 (カメラマン2名を含め8名)で、避難指示地域圏外で調査を行います。

グリーンピースは先週、福島第一原子力発電所から北西40kmほどに位置する飯舘村などでの放射線調査を行い、依然として高レベルの放射線量が検知されていたことから、30km圏外においても調査データに基づいた科学的な避難地域設定と、子供・妊婦の優先避難、さらに地域住民への情報・支援提供が必要だと日本政府に訴えました。(声明はこちら)

地震から3週間――今回の事故によって、健康面だけではなく、農地や飲料水の放射性物質による汚染など、福島第一原発周辺の住民生活へは深刻な影響が続いています。グリーンピースは、NGOの立場を生かし、将来住民が東京電力に対して補償を求めたいとしたときに役立つよう必要データを集めていきたいと思います。

第2回調査については、このウェブサイトなどで情報を発信していきます。また調査終了後には、記者会見も開く予定です。

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