国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは、本日29日の安全保障関連法施行を受けて、以下の抗議声明を発表しました。

「集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法は、日本を戦争のできる国にするための戦争法制であるため、グリーンピースは同法の廃止を引き続き求める。

昨年9月に強行採決された安保法に対して、廃止を求める市民の動きはますます活発になっている。大学生や高校生などの若者、そして母親や女性たちも街に出て反対の声をあげ、多くの市民が世代を超えてその声に共感し、そのうねりは大きくなっている。

一方、野党5党は安保法を憲法違反であるとし、今国会で安保法廃止法案を共同で提出している。民主主義を蹂躙した政府・与党に対し、党派を超えて安保法に反対している。

この夏、参議院選挙が行われる。安保法廃止のために活動する国会議員を増やすことが重要だ。それによって同法を使わせず、自衛隊の海外での武力行使もさせず、さらに安保法制の廃止も可能となるからだ。

日本国憲法第12条では、『この憲法が国民に保障する自由及び権利は、 国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない』としている。市民による『不断の努力』は続いている。グリーンピースもいま一度、安保法制を使わせないための『不断の努力』を続けることを改めて誓う」。