イベントは無事に終了しました。
139名さまにお申し込みいただき、60名さまにご参加いただきました。
たくさんのご参加、どうもありがとうございました!

●当日の資料

*東京都立大学名誉教授 三上岳彦先生講演
『神宮外苑1000本の樹木を切らないで 〜都市の樹木の役割を気候変動の観点から考える〜』

*グリーンピース・ジャパン 気候変動・エネルギー担当 鈴木かずえ
『都市樹木の冷却効果 〜明治神宮外苑のケーススタディ』

●当日の資料動画

こちらからご覧いただけます

●開催後のアンケートにていただきました、ご感想を紹介いたします。
 回答にご協力いただいたみなさま、ありがとうございました!

・データに基づいたお話が聞けて、より納得がいきました。参考になりました。
樹木を伐採したり、環境にも悪い不要な開発は目に余るものだらけです。
建築物の解体・建て替えで、生じる大量の建設廃棄物、また新しく作るための建築資材、どちらも環境負荷が高いので、可能な限り避けた方がいいと思います。 日本の開発計画の多くは、建築会社や土木会社に仕事を作るためのものに感じます。インフラの修復の需要は大きいと思うし、昨今指摘されている日本の家・建物の断熱基準の低さの改善など、財政・人的資源をかけるべき場所は他にあると思います。

・神宮外苑1000本の樹木を切らないで~というキャンペーンの講演会に何度か参加していますが、今回は該当地域のみでなく、広く首都圏からマクロに見た気象学的な見地からの解説をされていましたのが参考になりました。環境は「面」を考慮した運動も必要かと感じました。

・ヒートアイランド現象を樹木が守ってくれていたことがわかりました。

・お話伺えてよかったです。

・非常に良かった。参考になった。もっと勉強しなければいけないと思った。 神宮外苑の再開発で、見直しを求めたいと思っています。外苑緑と空とはずっと参加(見るだけ)しています。何か行動したいと思いつつ躊躇している自分にもどかしさを感じています。東京都の環境局を動かせないかと思案中です。

・ヒートアイランド現象や都市の緑地の冷却効果が具体的にイメージし易いデータやご説明をいただけて、緑地を保全する大切さを実感できました。良い機会を作ってくださりありがとうございます。

・現時点で問題化しているが、早い段階で意見述べられるシステム構築すへきである。都市再開発をいちぶのものの利権にしてはならない。第三者監視委員会のシステム構築すべきである。

・公園、緑地が周辺の気温にどの程度影響を与えるかが分かって参考になりました。

・分かり易かった

・ヒートアイランド防止や人々の憩いの場になるなどの観点から改めて都市においての樹木の重要性がわかりました。ズーム参加させて頂きありがとうございました。

・ヒートアイランドの第一人者である三上先生のお話、都内200箇所に置いた温度計、風速計の過去15年間に及ぶ記録に唸りました。
ビルから出る人工排熱がいかに都市を息苦しくしているか、風下にある住宅街がいかにその被害にあっているか。その被害地区は非常に広範囲であり、地区の住民全体が立ち上がって怒るべき問題だと感じました。いわゆるベッドタウンも含まれているのですが、その地区の小中学校など公共施設には冷房が完備されるべきであり、その費用も人工排熱を出している企業が一部負担すべきです。
昨今、ゼロエミを掲げた再開発、高層ビルが多いのですが、人工排熱量は変わらずあるので、問題解決にはなってないと思います。
どんどん都市が暑くなり、平行して冷房をかける。電気使用量が増えることは時代と逆行しています。現在の環境アセスは非常に限定的な範囲での判断であり、周囲への影響は日陰調査などに止まりますが、もっと広範囲の環境調査に取り組むことで、今後、再開発が減ることを期待します。
そして葉の厚い高木がもっと大切にされることを支援したいです。

・資料が充実していてとてもよかった。あと、別の機会でもよいので、法律面からの勉強会を開催してほしい。

・今回は、三上先生からご専門家の立場で、東京独自の地理的環境と気候変動の関係性を、具体的な例示とともにご説明いただき、とても勉強になりました。大変ありがとうございました。
お話を伺って、個人的に思ったことは、海に隣接している東京の位置からも、気候変動の観点からも、人口減少の日本の未来の観点からも、高層ビルの建築はこれ以上いらない、と思いうことでした。さらに、その高層ビル建築のために、長年にわたり育ってきた大樹の伐採などありえないと思いました。
でも、こうした本来最も大事に考えねばならない環境保護と生活維持の考え方が、行政と企業からどうして全く顧みられないのかと思うと、本当に気落ちしてしまいます。そうしたなかで、グリーンピースの皆様や、今回の神宮外苑の樹木伐採に反対する市民活動は、かすかな希望です。私もわずかながら、寄付等で、一市民として今後もかかわっていきたいと思います。

・大きな樹木群がヒートアイランド状態を少しでも減少させるために有効に働くことがよく理解できました。経済効果だけをねらった開発のために緑地や樹木を減らすことは、SDGsの視点からも大きく後退するものと考えます。経済優先の大規模再開発とそれに伴う樹木等の伐採に反対します。市民意見を尊重した、都市計画審議会での再見直しを求めます。

・海風が高層ビルの障害でヒートアイランド現象が夜も続くという事を、シュミレーションで明らかになり、興味深く視聴し、森林伐採はしてはいけないことだと改めて感じた。やはりオーフス条約に加入して、誰でもが、的確な情報を開示させ、市民皆でこの問題に対応し、訴追を起こすべきであると感じた。訴追もオーフス条約に加入すれば。低廉な価格で裁判が受けられ、多くの人が裁判をすれば、環境に関しては世の中がもっと良い方向に行くと考える。

・地道な多地点での調査がこういう分析をもたらしたので、そういう努力が素晴らしいと思いました。

・大変わかりやすかった。

−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−・−

巨大な再開発計画で、伐採・移植されそうになっている明治神宮外苑の1,000本以上の樹木。
すでに10万人以上の市民から、伐採に反対する声が上がっています。
樹木って、どうして都市にとって大事なの?基本的なことを、気候学者で、とくに都市気候の専門家である東京都立大学の三上岳彦名誉教授に伺い、また、グリーンピースによる、樹木のつくる日陰がどれほどの役割を果たしているのかを調べた結果についてご報告します。

気候変動の影響が深刻化する今、緑の果たす役割について、三上先生のお話しを聞いて、いっしょに考えませんか?

ウェビナーなので、耳だけ参加も大歓迎です。
お申込者には、後日録画も共有されます。
当日ご都合つかない方も、ふるってお申込ください。



【イベント詳細】

[無料公開ウェビナー]
「神宮外苑1000本の樹木を切らないで~ 都市の樹木の役割を気候変動の観点から考える」

日時:2022年11月26日(土)17:00〜18:30
開催方法:オンライン(Zoomウェビナー)
参加費:無料(寄付つきチケットあり)

主催:国際環境NGO グリーンピース・ジャパン

お申込み:Peatix からお申込みください。

※参加のためのZOOMリンクは、当日までにメール(Peatix経由)およびPeatixページ上でお知らせいたします。

具体的な確認方法は、こちらのリンクよりご確認ください。


【プログラム】

17:00 開会の挨拶
17:05 講演「都市の樹木の役割を気候変動の観点から考える」三上岳彦教授
17:55 質疑応答
18:15 グリーンピース・ジャパン調査報告
18:25 閉会の挨拶(行動のよびかけ)

【プロフィール】

〈講師〉三上 岳彦(みかみ たけひこ)氏:東京都立大学名誉教授、気候学・都市気候の専門家
〈調査報告〉鈴木 かずえ:国際環境NGOグリーンピース・ジャパン 気候変動・エネルギー担当