グリーンピースのボランティア活動に参加している加藤です。

9月17日(土)のグリーンピース・ジャパンとピースボート主催のトークイベント「100年後の未来のための平和と環境」にボランティア参加しました。

2年半ぶりの会場イベント。感染症対策をしつつも、たくさんの方に集まっていただきました!
©︎ Chiaki Oshima/Greenpeace

今回がグリーンピースでのボランティア活動として初めてとなりますが、環境活動には従来から深い関心があり、グリーンピースが主催する「ゼロエミッション東京」には以前から参加していました。そんな関係から、自分でも役に立てることがあればとグリーンピースでのボランティアに登録し、今回は特に自身としても久しぶりのリアルの会場でのイベントということで、楽しみに参加しました。

このイベントは、グリーンピース・ジャパンのアンバサダーであるプロダイバーの武本さん、ニュージーランド在住執筆家の四角さんとともに、グリーンピース・ジャパン事務局長のサム、ピースボートの岡田さんが様々なグローバル視点から、100年先の”平和”と”環境”について考えていくセッションで、リアルな会場とオンラインで繋ぐハイブリッド開催のもと、100名以上が参加して熱量高く行われました。

左からグリーンピース・ジャパン アンバサダーの四角大輔さん、事務局長のサム・アネスリー、ピースボートの岡田絢さん、グリーンピース・ジャパン アンバサダーの武本匡弘さん、司会の奥浜レイラさん
©︎ Chiaki Oshima/Greenpeace

明るく、仲間と共に希望を持ち続けることが環境活動のコツ

イベントでは、まず登壇者のそれぞれの立場から見える現在の状況が話されました。グリーンピースとピースボートからはそもそもの団体の主旨や活動、その歴史について。

武本さんからは失われつつある生物の多様性について、そして日本ではあまり知られていないプラフリー、カーボンフリーの国、コスタリカのこと。

四角さんからは自身が居住している、非核法の国、そして、世界一インディペンデントな国、ニュージーランドのことについて。また、”軍需産業”があってなぜ”平和産業”がないのか、など。

©︎Chiaki Oshima/Greenpeace

その後、クロストークに進んで行くのですが、まず感銘を受けたのは、世界の絶望的な状況が数多く語られているにも関わらず、登壇者の全員が全く下を向いていない、ということです。そして、四角さんから、エリカ・チェノウェスさんの非暴力市民抵抗運動論(3.5%の人が動けば社会は変革する)が語られると、会場の空気も何気にポジティブに変わっているように感じられました。次々と話される事柄の中から、彼らも活動していく過程においていろいろと気付きがあったのだと感じました。そしてそれらは全員に一致している事柄でした。

こういった環境活動に欠かせないのは、常に明るく行動しつづけること、一人だけで頑張らず仲間を見つけるということ、そして、仲間とともに希望を持つことです。

当日のトーク内容をぎゅっとまとめて絵にしました

その後の会場のアンケートでも今後の自身の活動として、まずは行動すること、そして仲間を見つけること、などと回答していた人が多くいた印象です。

100年後とはずいぶん先のことですが、私たちは、”よりよい環境”を取り戻すために、そして、”大量生産大量消費”という資本主義の枠組みに風穴を開けるため、まずは行動を起こしていくべきではないか、と改めて強く感じるイベントでした。

自分が貢献している実感ができた初ボランティア 

ボランティアとして参加してみて感じたことは、1時間半という短いイベントにも関わらず、イベント会場は配信機材なども含め、本格的に整ったものとなっており、十分準備されたイベントなのだと感じました。イベントの成功にかける気持ちも併せて伝わってきました。

今回の当日のボランティア活動がどんな感じだったか紹介します。

会場入りすると、スタッフが私たちボランティアにすぐに声を掛けてくれて、グリーンピース・ジャパン事務局長のサムを紹介してくれました。そして、サムも輪に入って、全員での自己紹介が始まりました。こういうところは関係性の初期構築という意味では非常に大事なパートで、私たちは一緒にイベントを運営する側の仲間なんだ、という意識が高くなりました。

ボランティアの仕事は、会場の机や椅子の配置替えや、パンフレット類のセッティングと机上配置、会場への案内を会場の外と中(受付も含む)で行うなど、多岐に渡りました。それらは、スタッフの方が手順を簡単に説明した後、ボランティアの中からタスクリーダーだけを決めて、ボランティアで”自律的に”進めていくという方法で行われました。そのため、改善点や意見も思ったときにすぐに話してみんなで考えることができました。他の人がどう思ったかは分かりませんが、こういうスタイルで参加させてもらえることで、自身がより貢献感を感じることができたのではないか、と思います。

おそろいのTシャツを着て活動中! ©︎Chiaki Oshima/Greenpeace

ボランティアは行動を起こす絶好の機会

イベントの開始時点でもそうでしたが、スタッフの方がリアルのイベントを久しぶりに開催できることをとても喜んでいることが印象に残りました。イベント終了後に私たちボランティアにも(サムも含めたスタッフから)多くの感謝の言葉をいただきました。そのことがこちらとしてもとても誇らしい気持ちになりました。今後は、ぜひ企画側としても関わってみたいと思います。ここまで読んでくれてありがとうございます。

グリーンピースでのボランティア活動は、”行動”を起こす絶好の機会です。何か環境課題に関する活動をしたいと思っている人は、ぜひ参加してみてください。

9月17日に開催したイベント「100年後の未来のための平和と環境」に参加したグリーンピースボランティアとスタッフ
©︎Chiaki Oshima/Greenpeace