地球温暖化や生物多様性の消失、土地の劣化や森林破壊、プラスチックごみによる汚染や海洋酸性化など地球環境の破壊が進む一方、相互に関連する諸問題を的確に理解することが、どんどん難しくなる状況にあります。

そんな中で、官製情報に偏らない最新の情報を共有し、環境問題に関する報道の質や市民による環境保護運動の効果を高めることを目指して、新たな勉強会を立ち上げました。国際環境保護団体・グリーンピース・ジャパンと民間団体「国際環境・開発情報研究所(IIIED:代表・共同通信社編集委員・井田徹治)」の共催です。
各回、個別のテーマを決め、主催者側からの情報提供に加え、国内外の専門家をゲストに招いて最新の研究成果や世界の動向などを紹介して頂くという形を取ります。

第9回となる今回は「危機に立つ世界のサンゴ 日本はなぜサンゴ礁生態系を守れないのか?」と題して、サンゴ研究で知られる大久保奈弥(おおくぼ・なみ)東京経済大学准教授をお招きしてご講演を頂きます。
地球温暖化による白化の進行など世界のサンゴ礁生態系が厳しい状況に置かれる中、サンゴ保護の重要性は増しています。モーリシャスでの日本の貨物船による重油流出事故でもサンゴへの影響が注目されました。大久保さんは、マイクロプラスチックがサンゴに与える影響に関する先進的な研究でも知られており、サンゴの生態や生存への脅威、保護の取り組みなどに関して詳しいお話しを伺える貴重な機会です。

また、海洋生態系への影響という観点で、モーリシャス沖の重油流出事故による環境影響の問題に取り組んでいるグリーンピースアフリカの担当者等をつなぎ、現地の状況や課題についてお話します(同時通訳)。

環境問題に関する報道関係者とNGO関係者を主な対象とした会ですが、この問題にご関心のある他の分野からの参加も歓迎いたします。各方面でご活躍のお忙しいゲストの話を伺うことができる貴重な機会ですので、ふるってご参加ください。
この2月まで2カ月に1回程度開催し、各界の専門家をお招きして開いてきた会合ですが、新型コロナウイルスの影響もあって、しばらく休会していました。再開会合となる今回はオンラインでのリモート会合となります。
どこからでも参加可能ですが、事前登録が必須です。下記の要領で27日18時までに登録をお願いします。

<CEF第9回会合>
テーマ:「危機に立つ世界のサンゴ 日本はなぜサンゴ礁生態系を守れないのか?」
ゲスト:東京経済大学・大久保奈弥・准教授
日時:2020年9月28日(月)18:00-20:30

※ZOOMによるオンライン形式です 参加費:無料  参加登録:事前にこちらのURLより参加登録をお願いします。登録者には会議前にリンクをメールで送りします。 

関連ホームページ: 
大久保奈弥さんのホームページ
大久保奈弥さんの関連情報

お問い合わせ: 
国際環境NGOグリーンピース・ジャパン 城野、川瀬 [email protected]