候補者の看板を見ている絵

7月には東京都議会議員選挙、秋には衆議院議員選挙があります。激しい台風や熱波など、日本でも猛威をふるう異常気象。暮らしを守るためには、気候変動を今以上の危険なレベルに突入させないことが必要です。

選挙は、こうした手に負えなそうな大きな問題をも、解決に向かわせる力を持つもの。わたしたちの選択で、気候危機を回避する道は開くことができます。そのための《選挙の使い方》を紹介します!

#VoteForClimate

候補者について調べる

その候補者は、当選して議員になったら気候変動に対してなにをしてくれるのでしょうか? 調べてみましょう。

・ウェブサイトで、候補者の人となりやこれまでの取り組み、主張、政策を見てみる

・選挙公約に気候のことが書かれていれば、どんな内容かみる

耳よりinfo 「ゼロエミッションを実現する会」などでは東京都都議選候補に気候アンケートを実施。結果はこちらでチェック!

気になる候補者をみつけたら、ホームページだけでなく、Facebook や Twitter、インスタグラムなどもフォローしては?

わからないことや不明な点があれば、直接本人に尋ねてみるのもアリです。

候補者と会って話す

選挙前は、「大事な一票」であるあなたの話に候補者が一番耳を傾けてくれるときです。

候補者は、気候危機について知識のある人ばかりではありません。気候危機の情報や、あなたがいつも思っている「こうなったらいいな」を

伝えて「気候危機をわかっている政治家」を増やしましょう。

・駅や街頭で演説している候補者を見かけたら、情報提供や質問をするチャンス! 温暖化への取り組み方をきいてみましょう。

・メールや手紙を通して、候補者の気候危機への策を尋ねたり、こちらから情報を提供する(候補者事務所の連絡先は、ウェブサイトに掲載されていることが多いです)

選挙について話題にする

選挙のことについて友だちと話してみて。話しづらければ、家族や親せきと話題にすることから始めてみては。SNSでつぶやけば、同じ気持ちの仲間がみつかるかも。

・家族や友だちとの会話で・・・「どんな候補者がいいと思う?」「なにをポイントで選ぶといいかな?」「わたしは○○がおすすめ」

・仲間がいれば、選挙について話す会を開く

「お、すばらしい!」という候補者がいれば、「この人なかなかおすすめだよ~」と推してみましょう。

特定の候補者のおすすめに抵抗がある場合は、その候補者のFBやツイートの投稿をやんわりシェア。選挙区外に住んでいてもできますね。

耳よりinfo 同じ選挙区民で会を開いて情報を共有しませんか? 会を開いてみたいけどどうしたらいいかわからない… という方は「ゼロエミッションを実現する会」にご相談ください。

候補者を応援する

参政権は、投票と立候補だけではなく、候補者を応援する権利も。その選挙区の有権者でなくても可能です。応援したいと思う候補者がいるなら、候補者のウェブサイトのフォームや、事務所への電話での連絡を通して、協力を申し出ることができます。

法律での決まりがあるので注意!

選挙ボランティアの例

できること

・ウェブサイト等(ホームページ、ブログ、ツイッターやフェイスブック等のSNS、動画共有サービス、動画中継サイト等)で特定の候補者への投票を依頼する

・候補者事務所に連絡してボランティア活動をする

できないこと

・電子メールで特定の候補者への投票を依頼する(ただし候補者本人はOK)

・投票日当日に、特定の候補者への投票を依頼する

注意!18歳未満は特定の候補者への投票依頼はできません。(「投票に行こう!」等の呼びかけはOK!)

投票にいく、呼びかける

たとえ理想どおりの候補者がいなかったとしても、ベストではなくベターを選ぶこと。棄権したり白票を投じるのではなく、有権者として考えた一票を投じることが、よりよい変化を生み出すことにつながっていきます。

自分が投票するのはもちろん、周りに投票を呼びかけて、変化の連鎖を広げましょう。

投票を呼びかける

・「#VoteForClimate」「#地球のための一票」など、ハッシュタグをつけて発信。

・プラカードをつくってグループなどでスタンディングをしたメッセージ写真を広めたり・・・

・投票を報告する:投票したら、「#投票したよ」「#投票しました」などSNSに投稿すれば、あなたのフォロワーさんに「選挙だっけ」と思い出してもらえるきっかけに(投票当日は特定候補者への投票依頼はできません)

当選したあとはいっしょによりよい社会をつくる

選挙が終わったら、それがまた新たなアクションのはじまり。

ひきつづき、当選した議員にあなたの思いや情報を伝えていきましょう。

わたしたち市民と、市民の代表である議員が、いっしょによりよい社会をつくっていくために。

すでにそれをはじめている仲間もいます。

ひとりでできることには限界があるけれど、仲間といっしょにできることは無限大。

「ゼロエミッションを実現する会」といっしょに活動しませんか?

*この内容はA4のリーフレットにもしています。こちらからダウンロードできます。

*この内容で、7月4日という東京都都議会選挙投開票日の日付がはいっていない、選挙一般にお使いいただけるバージョンもあります。こちらからダウンロードできます。