伊方原発を止めておくべき5つの理由

伊方原発は、瀬戸内海沿岸にあります。

瀬戸内海は瀬戸内住民3000万人の食卓と暮らしを支えているだけでなく、日本中においしい魚介を提供してくれています。絶対に汚したくありません。

1.地震のリスクは日本一?

伊方原発は北に日本最大級の断層系である中央構造線、南に、活発で大規模な地震発生源の南海トラフが走っており、地震国日本の原発の中でも大地震に襲われる可能性の高い原発です。

南海トラフ巨大地震により四国の火力発電所が全て津波で長期停止する可能性が指摘されています。

伊方原発の非常用発電機が動かなかったり、燃料が切れたりすれば、全電源喪失という東電福島原発事故でみたことが繰り返される可能性があります。

詳しくは 原発四国さよならネットワーク のHPをご覧ください。

伊方原発を止めておくべき5つの理由

2 放射能が瀬戸内海にたまり続ける

伊方原発は、日本で唯一、内海に面している原発です。
事故で放射能が漏れれば瀬戸内海が汚染されますが、この海域の水は数年間、入れ換わりません。そのため、汚染が長く瀬戸内海に留まり続けるでしょう。

東電福島原発事故と同規模の事故シミュレーションを行い、瀬戸内海の海洋環境への被害予測を策定し、公開すべきです。

伊方原発を止めておくべき5つの理由

3. 逃げられない

(地図はgoogle map)

伊方原発は愛媛県の佐田岬半島の入り口にあります。

半島側の住民5000人は原発に向かって逃げられないばかりか、大津波であれば船で避難することもできません。

地元で暮らす方は「『最悪』を想定したら、死を待つしかないじゃないか」と毎日新聞の取材に答えています。

避難計画については、住民参加の上で作成し、中立の機関が審査すべきです。

4. 事故リスクが拡大するプルトニウムMOX燃料

伊方原発で使用予定のプルトニウム入りの燃料は、原発のブレーキを効きにくくさせるため、事故のリスクを拡大させます。

原子力規制委員会は、プルトニウムMOX燃料使用はすでに許可済みという立場ですが、それは東電福島原発事故以前のこと。

再評価が必要です。

また事故を起こさずに使い終わっても、使用済み核燃料の持って行き場がありません。

長く原発の敷地内に置かれることになります。

使用済み核燃料の保管中も過酷事故が起こり得ることは、福島原発事故が教えてくれました。

伊方原発を止めておくべき5つの理由

5. 巨大噴火の危険も

毎日新聞の火山学者アンケートに答えた50人のうち、11人が「巨大噴火のリスクを受ける原発」として伊方原発をあげています。(2013年12月22日記事)

原子力規制委員会の審査は、「火山影響審査ガイド」を基にしていますが、火山学者はこのガイドを「不十分」と批判しています。

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