こんにちは、食と農業担当の石原です。
 今月25日、大手スーパー、ライフコーポレーションの株主総会に株主として参加してきました。
グリーンピースは、国産オーガニックを増やすようスーパーに直接呼びかけるために、最小単位で株式を買って、株主になっています。
今年の株主総会では、ライフの社長に直接質問するという大きな収穫がありました!
 

ライフ社長が回答!「オーガニックの需要は高い」

 
写真:ライフ本社に隣接するセントラルスクエア西宮原店
株主総会の質疑応答で、
「これからオリンピックなど外国人の観光客がたくさん増えるなか、オーガニックの需要が増えると思いますが、今後、例えばオーガニックの設置率を100%にするなどオーガニック農産物についての方針があればお聞かせください」と質問したところ、
「昨年靭店を改装してはじめた『ビオラル』という業態は、お客様からは非常に好評いただいておりまして、オーガニックに対する需要は非常に高いというふうに認識しています。売り場の面積、あるいは地域のお客様のニーズ等があるので、全店に広げるということはこの場でお約束はできませんが、オーガニックのニーズが日本においても確実にあると認識しておりますので、地域のお客様のニーズに合わせた品揃えということで今後広げていきたいというふうに考えております」と回答してくれました(一部要約)。
ライフの社長が「オーガニックの需要は高いと認識」と強調して回答したのは、大きなオーガニックの未来を育てるために、大きな進展になるはずです。
 
写真 左:ライフコーポレーション岩崎社長

消費者、農家、スーパーでオーガニックの大きな未来を収穫しよう

株主総会参加を通して実感したことは、スーパーは消費者のニーズを大切にするので、消費者の声が高まれば、オーガニックの野菜やお米の販売は増えていくということ。
多くの農産物を扱う小売店がオーガニックの野菜やお米の取り扱いを増やせば、日本の有機農業の未来は大きく広がります。
2人に1人の農家が「条件が整えば有機農業にしたい!」というように(注)、農家さんの多くは農業の未来をオーガニックに見出しています。オーガニックの大きな未来を収穫するためには、農家、消費者、スーパーなど多くの人達の力が必要です。
消費者のみなさんも、国産オーガニックが日本の未来の食を支えるんだと気づいて、一緒にスーパーに呼びかけましょう。

「国産オーガニックを全国に!」いますぐ署名する >

 


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注 農林水産省「有機農業をはじめとする環境保全型農業に関する意識・意向調査結果」

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