突然ですが、4月25日は世界ペンギンの日です!
というわけで、今日は魚の獲りすぎ(過剰漁業)のお話しはお休みして、みんな大好きペンギンに焦点をあててみようと思います。
みなさん、ペンギンってどこに住んでるか知ってますか?寒いところ?北極?南極?
よくペンギンとシロクマが一緒にいるイラストなんかを目にしますが、ペンギンは北極にはいないので、自然界において彼らが出会うことはないんですね!
しかもペンギンと言えば氷の世界をイメージする人も多いかと思いますが、実際に南極大陸で繁殖するのはコウテイペンギンとアデリーペンギンの2種類のみ。
全部で17〜19種類(分類の考え方によって数がちょっと変わります)いるペンギンのうち、ガラパゴスペンギンだけがちょびっと北半球にはみ出てお住まいです。
今から遡ること200年以上前までは、北大西洋にグレート・オークと呼ばれるペンギンがいましたが、1800年代中頃に目撃されたのを最後に地球から姿を消しました。言わずもがな、人間が羽毛や肉をお目当てに狩猟の対象としたことで彼らを絶滅に追い込んでしまったのですね。
では今残っているペンギンたちはどうでしょう?
なんだかブログを書くたびに絶滅、絶滅、絶滅って唱えているようで心苦しいのですが、11種類のペンギンが絶滅危惧種、4種類が準絶滅危惧種に指定されています。
原因はさまざまですが、人間の移住により持ち込まれた犬猫や、漁業による混獲、船舶事故などによる海洋汚染などにより、彼らの命が脅かされています。さらには、気候変動による影響も心配されています。
またしても暗い感じのブログになってきてしまいましたが、困っているのはペンギンたち! そして、そんなペンギンたちは自分たちを魔の手から守る術がない! ということで、原因を作っているのも私たち人間ですが、救うこともできる! と信じて、4月25日、世界ペンギンの日にはどんなことでもいいのでペンギンに想いを馳せてみてはいかがでしょう?
ブログでお伝えしたペンギン・トリビアですが、南氷洋同盟(Antarctic Ocean Alliance)のホームページにクイズがあるので、もっと知りたい!という方はぜひご覧になってみて下さい。私たちグリーンピースもサポーター団体です。
(日本語のページもありますが、クイズは英語だけです。)
ペンギンかわいそう。。。ところで、ペンギンと同じく南半球をおうちとするミナミマグロ(お店ではインドまぐろの名前でも見かけます)や、太平洋クロマグロ(本まぐろ)も絶滅危惧種なんですが、ペンギンとは違った意味で大人気ですね。なんでマグロはまだモリモリ食べられているんだろう?私も理由が知りたいです!ペンギンに想いを馳せるついでに、マグロにもちょっぴり優しさのお裾分けをお願いします。<*)) ))><
参考にしたウェブサイト
The IUCN Red List of Threatened Species. Version 2014.3. <www.iucnredlist.org>
Antarctic Ocean Alliance <http://antarcticocean.org/>