(写真:©Greenpeace/Chiaki Oshima)
こんにちは、気候変動・エネルギー担当の高田です。
菅首相が「エネルギー基本計画」の白紙見直しを表明しました!
首相 エネルギー計画は白紙に(NHK、5月10日 19時13分)
グリーンピースは、菅首相が5月10日に発表した、総発電量の50%を原子力で賄うことをめざした現在のエネルギー基本計画見直しを表明したことを歓迎します。
また、原発の新規建設計画の撤回と既存の原発の段階的廃止を引き続き政府に求めていきます。
「国民の生活が第一」は、民主党のスローガン。
東京電力の福島第一原発事故が引き起こしている国民の生活や経済への甚大な被害を考えれば、極めて当然の判断だといえます。
今回の発表は、グリーンピースのオンライン署名などをとおして「安全な電気がほしいです」と声をあげてくださった1万8千人以上のみなさまが、菅さんの背中を押したのだと思います。どうもありがとうございます!
日本のエネルギーは原子力がなくても、徹底した効率アップと自然エネルギーによって十分賄えます。
世界が日本のエネルギー政策の動向に注目している今こそ、災害に強い分散型の自然エネルギーと徹底したエネルギー利用効率化技術を日本の新しいエネルギー産業として育てていくべきではないでしょうか。
そのためには、まず原子力としっかり決別する道筋を立てること。
グリーンピースは、今後も政府の動きに注目し、働きかけを続けていきます。