(写真:事故から25年となる4月26日にチェルノブイリ原発に投影されたメッセージ。 © Vadim Kantor / Greenpeace)

こんにちは、気候変動・エネルギー担当の高田です。

菅総理大臣は6日夜、緊急に記者会見し、中部電力の浜岡原発(静岡県御前崎市)について、現在運転している4号機と5号機を含むすべての原子炉の運転を停止するよう、中部電力に要請したことを明らかにしました。

首相 浜岡原発すべて停止を要請(NHK、5月6日 19時20分)

グリーンピースのプレスリリースはこちら。

グリーンピースは、日本政府のこの歴史的な決定を歓迎します。
また、中部電力にこの要請を真摯に受け止め原子炉を停止することを求めます。

チェルノブイリ原発事故から25年となった4月26日、グリーンピースは1万8千人以上のみなさまにご賛同いただいたオンライン署名「枝野さん、安全な電気がほしいです」を内閣官房秘書官に手渡し、菅首相への要請書もお渡しました。

【要請書(抜粋)】詳しくはこちら。

政府に下記を5月11日(東日本大震災発生から2カ月)までに閣議決定することを要請します。
* 現在の「エネルギー基本計画」の白紙撤回
* 新しい基本計画を「エネルギーシフト基本計画」とする
* 「エネルギーシフト基本計画」の作成方針として以下の 2 点を明確化する
1. 自然エネルギーを基幹エネルギーとすべくその利用拡大とエネルギー効率化の徹底を主戦略とする
2. 原子力発電所の新規建設をゼロとし、それ以外の原子力発電所もすみやかに段階的廃止、もしくは即時停止する

菅さん、浜岡原発すべて停止の要請、どうもありがとうございます。
原発がなくても、日本のエネルギーは大丈夫です。

ぜひ、現在の「エネルギー基本計画」の白紙撤回と、原発なし&自然エネルギーを基幹としたエネルギー政策方針を発表してください。期待しています!

グリーンピース・ジャパン

ライターについて

グリーンピース・ジャパン
グリーンピースは、環境保護と平和を願う市民の立場で活動する国際環境NGOです。世界中の300万人以上の人々からの寄付に支えられ、企業や政府、一般の人々により良い代替策を求める活動を行っています。ぜひ私たちと一緒に、行動してください。

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