(写真:(C)Jeremy Sutton Hibbert/Greenpeace)

みなさん、こんにちは。

「海洋調査サポート」として虹の戦士号に乗船している宮地です。

4月29日現在、虹の戦士号は伊豆大島周辺を航行しており、日本政府に対して福島県沖での海洋調査許可をもらえるようオンラインアクションを行っています。ぜひ、こちらへのワンクリック署名をお願いします。

http://www.greenpeace.org/japan/ja/Action/rainbow/

虹の戦士号は4月21日に台湾の基隆港を出港してから、順調な航行を続けてきました。23人の乗組員一人ひとりが高い意識を持ち、与えられた役割を認識して福島県沖の調査活動に向け全力を尽くしています。

 

以下は、虹の戦士号の船長より日本のみなさんへメッセージです。

「みなさん、初めまして。虹の戦士号船長のダニエル・リゾッティです。私が、グリーンピースでの活動を始めたのは1996年でした。これまで、グリーンピースの3つの船(虹の戦士号、エスぺランサ号、アーティック・サンライズ号)に乗船し2003年より船長として、核問題、有害物質問題、森林問題に関連する活動やレバノンの国境なき医師団と協力するなどの平和活動をおこなってきました。」

アルゼンチン出身のダニエル船長は、とても穏やかな人で、船はもちろん乗組員一人ひとりの状態について常に気を配り、優しい微笑みを僕たちに向けてくれています。そして、個人として1995年に東京と京都にも訪れたことがあり、その時の感想そして東日本大震災と福島第一原子力発電所事故についてこう語っています。

「私が日本を訪れた時の感想は、とても美しい国だという事です。人々はみんな親切で、日本のすべての地域で素晴らしい教育が行き届いていると感じました。感動した。という言葉でしか言い表せません。

そんな人々に対して起こった、今回の自然災害と原子力発電所の事故は、私たちに次の技術の発達の方向はどこへ向かうべきなのかを真剣に問うていると思いました。原子力発電が安全でないのは明らかです。しかし、私たちには選択肢があります。今こそ、私たちは自然エネルギーへシフトすべきです。」

今回の日本の調査活動についてもダニエル船長は「私たちが行うことは明確です。放射能レベルの調査活動を行い、その結果を日本のみなさんにお伝えすること。それが日本のみなさんの助けになれば私はとても光栄です。私は日本のみなさんと手を取り合って進んでいきたいと思っています。」

グリーンピース・ジャパン

ライターについて

グリーンピース・ジャパン
グリーンピースは、環境保護と平和を願う市民の立場で活動する国際環境NGOです。世界中の300万人以上の人々からの寄付に支えられ、企業や政府、一般の人々により良い代替策を求める活動を行っています。ぜひ私たちと一緒に、行動してください。

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