こんにちは、気候変動・エネルギー担当の高田です。
予断を許さない状況が続く福島第一原発を、大きな余震が襲っています。非常に過酷な状況のなか現場で冷却作業などにあたる方や、不安な避難生活が続いている方、農業や漁業・食べ物に心配を抱く方が、一日も早く安全な日常に戻れることを願ってやみません。
そんななか、原子力安全・保安院は今回の事故について、国際評価尺度(INES)の暫定評価で最も深刻な「レベル7」に引き上げると発表しました。
福島原発事故「レベル7」に、チェルノブイリと同規模
(ロイター、4月12日)
2週間以上も前の3月23日、グリーンピースはドイツの原子力安全専門家Dr Helmut Hirschに依頼して、今回の事故の深刻さを検証し、発表していました。
この検証レポートでは、フランス政府のフランス放射線防護原子力安全研究所(IRSN)とオーストリア政府の気象地球学中央研究所 (ZAMG)のデータに基づいて原子力発電所から放出されている放射性物質はすでにレベル7に匹敵すると結論づけています。
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