ナレーション収録中のベッキーさん© Greenpeace

国際環境NGOグリーンピース・ジャパン(東京都新宿区)は、本日21日、パーム油生産による熱帯雨林の破壊問題を提起するため、タレントのベッキーさんがナレーションに協力した動画『ランタンの物語』を公開しました。小さな女の子とオランウータンのランタンの物語をアニメーションで描き、パーム油に隠された事実を伝えています。

タレントのベッキーさんは、動画について「最初、ビジュアルの可愛さに興味を持ったのですが、見たら驚きの情報が詰まっていました。パーム油のことは全然知らなくて、むしろ、自然っぽくていいのかな?と思っていました。でもこの動画を見て、その背景にある問題を知れてよかったです」と話しました。

また、視聴者に対して、「気軽な気持ちで見てもらっていいと思います。そして動画に詰まっているメッセージを感じてもらえれば」と伝えました。

グリーンピースは、世界中でパーム油プランテーションによる森林破壊を終わらせるために、グローバルキャンペーン『森を壊すパーム油にさよなら』で署名を集めています。熱帯雨林とそこに住むオランウータンを守るために、ぜひ『ランタンの物語』をシェアしてください。

     ■『ランタンの物語』について

少女の部屋にやってきたオランウータンの女の子・ランタン。ランタンは、チョコレートや石けん、お菓子の材料となるパーム油を作るために、オランウータンの住処であるインドネシアの熱帯雨林に、パーム油産業がどのような影響を与えているかを教えてくれます。

動画はこちら

     ■130万以上の人々の声が企業を動かす

今月10日、世界のパーム油40%を供給する最大手企業のウィルマー・インターナショナルが、グリーンピースのグローバルキャンペーンに参加した130万以上の人々の声を受け、パーム油の供給元を特定し監視する具体的な行動計画を発表しました。実行されれば、ついにサプライチェーンから森林破壊を排除することに一歩近づき、同産業に大きな影響を及ぼすことになります。グリーンピースは、他の取引企業やメーカーにも同様の行動を呼びかけています。

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