ドイツ環境6団体が、福井県知事らに要請書提出 「大飯3、4号機の拙速な再稼働をやめ、住民への説明と公聴会開催を」
国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは3月26日、ドイツの環境団体6団体(グリーンピース・ドイツ、BUND、アトムフリー・ヤーパン、核戦争防止国際医師会、アウスゲシュトラールト、ドイツ自然保護連盟)による共同要請書を、福井県知事宛に提出しました。この要請書はおおい町長宛にも提出されました。

要請書は、「大飯3、4号機の拙速な再稼働をやめること」、「事故時に影響を与えうるすべての住民を意思決定に参加させること」など5項目を訴え、再稼働に関する判断が、国際社会、近隣自治体および将来世代にも影響を与えるとし、知事や町長の賢明な判断を求めています。

グリーンピース・ジャパンのエネルギー担当で福井県庁での共同請願書提出に同席した高田久代は、「ここ福井が、日本の将来のエネルギー政策を決める最前線です。再稼働をめぐる判断には、福井県や日本だけでなく、世界中の目が注がれています。市民の意見を軽視して住民の安全をないがしろにしたまま政府が再稼働の結論を下せば、日本だけでなく海外からの批判と失望も免れないでしょう」と、語りました。

注1) 2012年3月26日に提出した要請書(日本語)

2012年3月26日に提出した要請書(ドイツ語)


国際環境NGO グリーンピース・ジャパン