また、前回(第2回)も検討会合では、過酷事故の防止や被害の最小化に必要ないくつもの事項を二次評価に委ねていることが確認されており、安全性は一次評価を行っただけの現段階では全く不十分であるということが明らかとなっています。原子力安全委員会は、一次評価だけでは安全性をまったく担保できないことを明言し、責任ある評価を新規制庁にゆだねるべきです。
福井に駐在するグリーンピース・ジャパン キャンペーンマネージャー花岡和佳男は「国の審査や検討がいかに安全性を真剣に考えていないかが回を追うごとに明らかになっています。現在ここ福井で開催されている福井県議会も、おおい町議会も、国の圧力にまけず地元の安全を第一に、地域のために十分な議論をしていただきたいと思います。」と述べています。
グリーンピースは全世界が教訓とすべき福島の原発事故に注意深く学びながら、今後も原発再稼動停止にむけ「原発フリーの夏」を実現すべく、キャンペーンを展開していきます。さらに、政府の早期再稼働に向けての動きに対して、福井県、そして周辺自治体の住民の安全性が担保されないまま「再稼働容認」ということにならないよう、2 月22日から、福井市内に活動拠点「グリーンピース福井アクション・センター」を設けています。そして地元の方々と連携し、県議会の状況や再稼働に関する動き を、インターネットなどを通じて日本だけではなく世界中にリアルタイムで発信しています。
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国際環境NGO グリーンピース・ジャパン