九州電力が玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)4号機を運転再開する意向を発表しました。これを受け、国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは本日1日、九州電力、佐賀県知事、枝野幸男経産大臣宛てに、周辺住民の合意もないまま、トラブルを起こして停止している原発の運転を再開することは、非常に無責任であるとする、抗議文を提出しました。

グリーンピース・ジャパン事務局長の佐藤潤一は、「人為的なミスで停止し、来月には定期検査に入る原発の運転を再開させるのは、住民の感情をもてあそんでいるとしか思えません」と訴えました。

「やらせ問題においても、その責任の所在について明確にできない九州電力の信用度は地に落ちています。このような企業が地元を無視して運転を再開させることを経済産業大臣が許すのであれば、定期検査後のストレステストの結果を誰が信用するというのでしょうか」と続けました。

抗議文



お問い合わせ:国際環境NGOグリーンピース・ジャパン