グリーンピース・ジャパンの佐藤潤一と鈴木徹に関するクジラ肉裁判の仙台高等裁判所における控訴審の判決を迎えます。
グリーンピース・ジャパンの佐藤潤一と鈴木徹に関するクジラ肉裁判(注1)の仙台高等裁判所における控訴審の判決を来週12日(火)15時から迎えます。

2010年9月6日に青森地方裁判所で下された判決では、佐藤と鈴木に懲役1年、執行猶予3年が言い渡されていますが、両名は「知る権利はゆずれない」として即日控訴しています。

また、2010年12月22日に水産庁は、調査捕鯨船から不正にクジラ肉を無償で受け取っていたことを認め、水産庁の職員5名を懲戒処分(注2)としました。佐藤らの告発行為に、さらなる正当性が認められたことが、高裁の判断にどのような影響をもたらすのかにも注目されます。

判決後の記者会見は、Ustreamでインターネット中継を予定しています。
日本語:http://www.ustream.tv/channel/gpjshow
英語:http://www.ustream.tv/channel/gpjshow02


【2011年7月12日(火):クジラ肉裁判 @仙台高等裁判所】
15:00~ 控訴審第一回公判 開廷
16:30~ 仙台市内で記者会見(※記者会見の開始時間は、公判により変更になる場合もあります)
登壇者:グリーンピース・ジャパン事務局長 佐藤潤一 弁護士 只野靖 氏

クジラ肉裁判について詳しくはこちら

注1)クジラ肉裁判:グリーンピース・ジャパンの佐藤潤一と鈴木徹が調査捕鯨におけるクジラ肉の横領疑惑を追及する中で、公的機関に告発するために横流しの証拠としてダンボール箱入りのクジラ肉を確保したことにより、2008年7月11日に窃盗・建造物侵入罪で青森地裁に起訴された事件の裁判。青森地方裁判所は2010年9月6日、懲役1年執行猶予3年の有罪判決を下し、即日控訴。

注2)水産庁の謝罪に関するグリーンピースのプレスリリース(2010年12月24日)

お問い合わせ:国際環境NGOグリーンピース・ジャパン