グリーンピース・ジャパンの気候変動・エネルギー担当の高田久代は、「私たちは日本政府によるこの発表を歓迎します。福島第一原発による放射能汚染から住民の健康を守るためには、今回のような決断が必要です。地震と津波に伴う福島第一原発の事故発生から1カ月がたちましたが、いまだに多くの住民たちには、彼らが直面する放射能汚染の危機について、政府からきちんとした情報が伝わっていません」と語りました。
グリーンピースは、2度にわたる福島県内での独自の放射線調査の結果などから、福島第一原子力発電所から20キロ圏外のホットスポットと呼ばれる放射線量の高い地域(浪江町、飯舘村など)への避難指示発令などを、日本政府に求めてきました。
また、放射線量が依然として高く、人口の多い福島市や郡山市を含む広域を‘特別管理地域’と指定し、汚染度の高い地区を除染するなど適切な措置を早急にとることを引き続き求めていきます。
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