【2月12日東京】本日、グリーンピース・インターナショナルの事務局長クミ・ナイドゥらは東京で記者会見を行いました。ナイドゥは、3日後に青森でのクジラ肉裁判初公判を控え、グリーンピースの組織全体でこの裁判を通して公共の利益を図るNGO活動の意義を訴えるとともに、調査捕鯨に潜む不正の究明を求めていきたいと語りました。

また同記者会見でナイドゥは、来日に際し鳩山首相に宛てた公開書簡を公表しました。書簡では、鳩山政権が目標とする25%のCO2削減を支持することを伝え、自然エネルギーを柱とする取り組みを提案しています。

鳩山首相への手紙(PDFファイル)

ズーム
西村智奈美外務大臣政務官と会見のようす
さらに本日午後、ナイドゥらは西村智奈美外務大臣政務官と会見。気候変動対策と自然エネルギーへの政策転換について意見交換した後、クジラ肉裁判への注目を呼びかけました。

それに対して西村外務大臣政務官は、係争中の個別事件には政府として中立を貫く立場を踏まえながらも、「公平・公正な裁判が行われることを見守りたい」とし、「(調査捕鯨)船団の不正もきちんと調べるべき」と答えました。

お問い合わせ:
グリーンピース・ジャパン 広報 村上京子
グリーンピース・インターナショナル Communications Greg McNevin