たくさんの方々に青森で起こったクジラ肉事件の真相をお伝えし、裁判の行方に注目していただきたいと思います。より多くの人がこの裁判に関心をもつことで、公平な裁判が実現されるはずです。
ねぶた祭の真っ最中、8月4日には佐藤と鈴木の第5回公判前整理手続きが行われます。青森コミュニケーションセンター内に、事件の内容が詳しくわかる「だれがホントにクジラ肉を盗ったのか」コーナーを新設しました。青森のみなさま、ぜひお立ち寄りください。
青森コミュニケーションセンターMAP
OPEN 11:00 – 18:00(Tシャツ展は8月6日まで)
あつすぎて、GOYODA?
ねぶた配布用特製うちわ
国際環境NGOグリーンピースのスタッフ、佐藤と鈴木。2人は青森地裁での裁判を待つ身です。その理由は……。
ズーム
質問:何があったのですか?
佐藤:100億円以上の税金を使った「調査捕鯨」*で、毎年少なくとも1,400万円、過去20年で数億円にもおよぶクジラ肉が船員によって盗まれていると告発したら、逆に私たちが警察につかまってしまったんです。
*調査の目的でクジラを捕まえて、その肉を販売すること
質問:どうしてクジラ肉が盗まれているとわかったのですか?
鈴木:元船員である内部告発者が勇気をもって話してくれました。
質問:でも、なぜ2人は逮捕・起訴されてしまったのですか?
佐藤:船員たちが隠すように自宅に送っていた大量の高級クジラ肉入りの箱(23キロ:市場価格30万円!)を一つ確保して、それを証拠として捜査機関に「捜査してください!」と提出したのですが、それが窃盗だとして、逮捕・起訴されました。
質問:もちろんその船員たちも罪に問われたのですよね。
鈴木:それが、私たちが逮捕されただけで、船員たちは何もなし。不正は隠されました。
質問:うーん。がんばったけど、ちょっとザンネンな感じですね。はっきり言って……(苦笑)
佐藤:ま、そう言わないでください(笑)。公平な裁判になれば、どっちが本当につかまるべきだったかわかると思いますから。私たちは箱一つの窃盗で起訴されましたが調査捕鯨の不正は数億円分です。しかも税金!
質問:たしかに、おもしろい裁判かもしれませんね。期待することは?
鈴木:税金の無駄遣いだとか不正だとか、市民がズバッと指摘できるような社会になってほしいです。だからこそ、調査捕鯨の不正もしっかり調べる公平な裁判にしてほしい!
お問い合わせ
グリーンピース・ジャパン広報部 03-5338-9800