国際環境保護団体グリーンピース・ジャパンは、衆参両院議員への「普天間基地の辺野古沖への移設計画」問題のアンケートを先週金曜日、4月15日に締め切り、その結果を本日Web サイトに発表した ( ) 。

このアンケートは4月4日に衆参両院議員727人にファックス、郵送または、手渡しで送られたもので、4月15日までにグリーンピース・ジャパンに返送された回答総数は61。4月16日に返送されたものを含めると63。回答の98.4%が「見直し」に「賛成」と答えている。うち、民主党議員44人、社民党議員7人、日本共産党議員10人、自民党議員 1人、無所属1人。「見直し」に「反対」の回答は来ていない。

沖縄選出議員全11名中6名が回答。また、沖縄及び北方問題に関する特別委員からの回答は3名。うち沖縄選出議員以外は1名である。回答者の氏名、所属政党、賛成・反対、意見はグリーンピースのWebサイトに掲載されている。

[写真]辺野古で行われた座り込み1周年の集会でアンケート集計結果を発表するグリーンピース・ジャパン高名瑞 辺野古で行われた座り込み1周年の集会でアンケート集計結果を発表するグリーンピース・ジャパン高名瑞 〜 Greenpeace

アンケート結果は、昨日辺野古で行われた「座り込み一周年集会」の席上でグリーンピース・ジャパン海洋生態系担当の高名瑞が速報として発表した。

「沖縄県民の80%が辺野古の米軍基地建設に反対し、一国の首相も見直しの可能性を示唆している。環境面から考えても見直しに賛成しない理由はないはずだ。今回のアンケートにもみられたように多くの国会議員が態度を表明をしないことが、日々辺野古の環境を破壊し、地元住民の生活を危険にさらしていることに彼らは気づくべきだ」と高名瑞は語っている。

グリーンピース・ジャパンは、本日午後、ジュゴン保護キャンペーンセンター、WWFジャパン、(財)日本自然保護協会とともに防衛庁を訪れ、辺野古沖のボーリング調査強行について抗議の申し入れを行う。


「沖縄・普天間基地移設に関するアンケート」

アンケート結果(4/26現在 PDFファイル:28KB)


グリーンピース・ジャパンSAVE THE DUGONG サイト

最新情報ページ


お問い合わせ
特定非営利活動法人 グリーンピース・ジャパン
海洋生態系問題担当 高名 瑞
広報担当  城川桂子