3月3日(月)の朝日新聞朝刊に、「NO WAR」の文字が大きく登場する(予定)。これは国際環境保護団体グリーンピース・ジャパンが、朝日新聞全国版朝刊の全面広告で、アメリカのイラク攻撃に反対する3月8日のピースラリー、ピースパレードへの参加を呼びかけるもの。


3月3日、朝日新聞に登場したグリーンピース・ジャパンのぬりえピースプラカード
「NO WAR」の文字は、去る2月15日、世界の600以上の都市で1000万人もの人々が握っていたプラカードに多く見られた。都市の広場・通りを埋め尽くした大津波のような「NO」「NO WAR」など戦争反対の文字の大群は翌日の新聞の一面を大きく飾った。2月17日付けのニューヨーク・タイムズ紙は、「街頭の新しいパワー」と題し、「イラクに対する西欧同盟の分裂と、この週末における世界中の巨大な反戦デモは、地球上にはまだ、合衆国と世界世論という二つのスーパーパワーが存在することを思い知らせた」と報じた。この日の日本でのNO WAR デモの参加者は5000人と主催者の予想を上回ったものの、世界に比べて少人数であった。

3月3日朝日新聞の広告紙面には、大きく「NO WAR」の文字が白抜きで書かれており、この戦争に反対する人は、この紙面一枚を切って色を塗り、厚紙に貼って、それを持ってピースパレードに参加しようと、そのプラカードの作り方も細かく書かれている。題して「ぬりえピースプラカード」。又、この広告では「戦争反対」と「日本政府は米国政府のイラク攻撃を支持しないでください」というメッセージを、インターネット、携帯電話、FAXを使って、小泉首相、川口外務大臣、国会議員に伝えるサイバーアクション(インターネットや携帯電話を使った行動)も同時に呼びかけている。集められたメッセージはグリーンピース・ジャパンが後日、提出する。

「グリーンピースは国連の決議如何に関わらずこの戦争に反対しています。戦争は最大の環境破壊です。グリーンピースは世界各地でこの戦争に反対する行動を起こしています。日本でも8割の人がこの戦争に反対しています。戦争を支持しようとする小泉政権に、市民の反対の意思をはっきりと表し、伝える事が大切です。このプラカードを持って3月8日のピースパレードに多くの人に是非来てほしいと思います。来れない方は、お店やお部屋にポスターとして飾っておく事も出きます。」と、グリーンピース・ジャパン、キャンペーン部長の福田未来子は語っている。

又、同じ広告の英語版が3月5日に英字紙「International Herald Tribune/TheAsahi Shimbun」に掲載される予定で、日本在住の外国人にもピースパレード参加を呼びかける。3月3日には The Japan Times にも掲載される予定。

グリーンピース・ジャパンは、3月3日(月)の「 WORLD PEACE NOW 3.8 」合同記者会見にも出席し、広告の趣旨などを説明する予定。

「 WORLD PEACE NOW 3.8 」記者会見
日時:3月3日(月) 13:00~14:00(予定)
会場:衆議院第2議員会館第1会議室(予定)

詳しくはグリーンピース・ジャパン「NO WAR」Webサイトをご覧下さい。

お問い合わせ:
グリーンピース・ジャパン
東京都新宿区西新宿8-13-11NFビル2F
電話 03-5338-9800 FAX 03-5338-9817
キャンペーン部長:福田未来子
広報担当: 城川桂子