環境保護団体グリーンピース・ジャパンは、本日午後 1時から、お母さん達と一緒に、塩ビのおもちゃの危険を訴え、早期に法で禁止することを求めるクリスマス・メッセージウォーク「やめよう ! 塩ビおもちゃ 作ろう ! 禁止法」を行い、環境パートナーシッププラザ前から青山通、表参道、キディランド前を通って原宿駅まで歩きました。

本日参加したのは、お母さんや子どもボランティアなど約30名で、動物のぬいぐるみやサンタクロースと一緒に、手に「法律で禁止を ! 塩ビのおもちゃ !」「NO 塩ビ ! YES 法規制 !」などと書いたプラカードや「やめよう ! 塩ビおもちゃ 作ろう ! 禁止法」という横断幕を持って、塩ビのおもちゃを法律で禁止するよう訴えました。また、クリスマスを控えた表参道で、国会議員に塩ビのおもちゃの規制を訴えるサイバーアクション に参加を促すクリスマスカード約200枚を、道行く人々に配りました。メッセージウォークに参加したお母さんの一人は、「安全に子どものおもちゃを買えるように、日本でも早く法律で塩ビのおもちゃを禁止して欲しい。」と語っていました。

グリーンピースでは、1998年から有害物質を含んでいる塩ビを子どものおもちゃに使わないで ! という「脱塩ビ・おもちゃキャンペーン」を行ってきました。すでにヨーロッパなどをはじめ、18カ国が小さい子向けの塩ビのおもちゃに規制をしています。一方国内では、今のところ業界の自主規制しかありません。厚生労働省は今年7月に塩化ビニルおもちゃの規制の案を出しましたが、添加物の規制対象物質が限定されているなど、危険性を回避するにはまったく不十分で多くの問題点があります。

グリーンピース・ジャパンは、子供のおもちゃの安全を守るために塩ビの使用をやめるよう、来年の国会での立法化を求めています。