2月18日、日本のウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料の海上輸送に抗議して、オーストラリアから3隻、ニュージーランドから4隻のヨットが出港した。プルトニウム輸送船が、オーストラリア・ニュージーランドの排他的経済水域を避けるために、通らざるをえないと思われるロード・ハウ島とノーフォーク島の間のわずか75マイル(120キロ)に7隻の船を結集させ、抗議のカーテンを形成する予定。結集地点には約2週間で到着する見通し。
非核船団の面々は、年齢12歳から68歳までの男女42人。国籍はオーストラリア、ニュージーランド、カナダ、ロシア、日本、フランス、ポーランド。職業は、医者、弁護士、退役軍人、写真家、学生など。

ニュージーランドからの4隻が出港したニュージーランド北東部オプアには200人と30もの小型ヨットが見送りに駆けつけた。オーストラリアからの3隻は東海岸のシドニー湾ニュージーランドから、出港、100人が見送った。
ニュージーランド、オーストラリアの双方で行われた出港セレモニーでは、新潟県内の労組、反核・反原発団体、新潟県会議員有志、柏崎市議会議員有志、刈羽村村会議員有志が送った連帯のメッセージ、ニュージーランドのクラーク首相からの激励のメッセージ、ニュージーランドの緑の党からの賛同声明、太平洋諸国の57に上る環境保護団体の賛同声明が読み上げられた。

出港のニュースは、ニュージーランドのTV3のトップニュースになった他、同国の主要なテレビ局・ラジオ局で放送された。ニュージーランド・ヘラルドは写真つきで報じた。オーストラリアではチャンネル10が最初の10分のニュースで90秒流した他、主要ラジオ局、新聞各紙で報道された。

今後、船団に関する情報は、インターネットで発信されている。
http://www.nuclearfree.co.nz