グリーンピース・ジャパンの2021年度(1月~12月)における財務報告書は、日本の「一般に公正妥当と認められる監査の基準」(J-GAAS)に準拠して作成され、SCS国際有限責任監査法人により会計監査を受けたものです。2021年度は昨年に引き続き、本部であるグリーンピース・インターナショナルに加え、グリーンピース・東アジア、および個人基金等からも人的・資金的な支援を得て、独立した国際環境NGOとして地球規模の環境問題に関する啓蒙活動を行い、持続可能でグリーンで平和な未来のための提案を行いました。

2021年は気候変動問題、再生可能エネルギー、ゼロエミッション、Driving Change (自動車の脱炭素)、原発・放射能問題、生物多様性、プラスチック問題などに精力的に取り組みました。 また、グリーンピース・東アジアとの連携を強化するため、内部の組織変更を実施しました。これにより、世界各地で活動する国際環境団体としての本来の強みをより生かし、国境を超えて影響を及ぼす環境問題に対し、これまで以上に素早く、効果的な活動を進められるようになりました。

2021年度、寄付およびグリーンピース・インターナショナル(本部)、グリーンピース・東アジアからの支援が増え、グリーンピース・ジャパンの総収入は前年度の2億6800万円から6500万円増え、3億3200万円となりました。寄付金の総額は前年度から1360万円(8%)増えました。また本部、グリーンピース・東アジアからの支援は前年度から5100万円(53%)増えました。

総支出は、新規キャンペーン活動、エンゲージメント、デジタル・ファンドレイジング、組織力強化の分野での投資があったため、前年度より1億500万円(33%)増加しました。2021年の総支出は4億2200万円でした。

グリーンピースは企業や政府から一切の資金援助を受けていない国際環境NGOです。この独立した立場を保つには個人からのご寄付が不可欠です。2021年度も、皆様の支えのおかげで、気候変動を食い止め、地球の恵みを100年先の子どもたちに届けるための活動を続けることができました。“行動するNGO”として、世界中の方々と協働しながら調査活動を行い、科学的根拠に基づいた提案をもって企業や政府に働きかけ、メディアやサポーターさんをはじめとした多くの方への情報提供を行うことができました。グリーンピースの活動を支えてくださった多くの皆様に、心より感謝申し上げます。

詳細な会計報告(日本語英語

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