2021年9月15日、グリーンピースが世界で誕生して50年を迎えました。世界中にいる何百万人ものボランティア、寄付をしてくださるみなさま、そして支援してくださるみなさまによって支えられてきたおかげです。核実験を止めようと12人で始まったグリーンピースは、今では世界55以上の国と地域で活動し、有給職員約3,532名が働く環境保護団体に成長しました。科学的根拠に基づいた確度の高い提案と、徹底した現場主義を軸に、“行動するNGO”としてこれからも私たちは、地球の恵みを100年先の子どもたちに届けるため、世界中の方々とともに活動していきます。

グリーンピース設立50周年記念イベントを開催

グリーンピース・ジャパン アンバサダーの武本匡弘さん、四角大輔さんとともに、50周年記念イベント「暮らしと社会とビジネスを変える:環境アクション/アクティビズム」を開催。一人ひとりが、暮らし、会社、そして社会のなかで気候危機を回避するために取り組めることをテーマに、約250名が参加する大盛況のイベントとなりました。平和、気候危機、若者の未来などのキーワードがグリーンピースの役割とどうつながっていくのか、50周年の取り組みを振り返りつつ、これからの50年を考えました。アンバサダーの2人だからこそ語れるお話、未来へのアイディアがたくさん生まれた時間となりました。

武本さん、四角さんがアンバサダーに就任してから一年。2人を通して初めてグリーンピースを知った人、イベントを通して初めて寄付をした人など、たくさんの新しいつながりが生まれた一年間となりました。

グリーンピース・ジャパンの新ビジョンを策定

50周年を機に、グリーンピース・ジャパンのミッション、ビジョン、スローガンを新たに策定しました。

・スローガン:「未来を考え、今日、動く」

・ビジョン:地球の恵みを、100年先の子どもたちに届ける。 私たちが目指すのは、地球という生命の揺り籠が与えてくれる「多種多様な恵み」を、次の世代へと手渡しつづけられる暮らしを、一人ひとりが実践している社会の実現です。100年、200年、そして1000年先の未来に生きる人々に、今日の私たちと同じように、この星を「美しい」と思ってもらうために。私たちは、今を生きる地球人としての責任を果たしていきます。

・ミッション:自然を守り、命を守り、私たちの未来を守る。 「地球に良いこと」が特別なことではなく、日々の暮らしやビジネス、あるいは政策決定の場で、当たり前のように実践されていく。そんな社会を実現するために、グリーンピース・ジャパンは、科学的根拠に基づいた確度の高い提案と、徹底した現場主義を軸に、「行動するNGO」として環境への想いを同じにする日本中の人々と共に、気候変動に脅かされることのない多様で平和な未来を目指します。

「グリーンピース・ジャパン NEXT 100 Project」始動

50周年という記念すべきこの年を、グリーンピース・ジャパンとして、過去を振り返るだけではなく、この先の未来を見据えるために使うべきだと考え、 今から100年後、思い描く理想の未来へ辿り着くために、 私たちは次の1世紀をより力強く、より情熱的に突き進んでいけるよう、 「グリーンピース・ジャパン NEXT 100 PROJECT」を始動させました。グリーンピース・ジャパンの思い描く未来や存在意義をもう一度自らに問い直すと共に、 その答えを自分たちの価値として積極的に発信していくことで、 より良い未来を一緒に創造していける仲間を、一人でも多く増やしていきます。