グリーンピース・ジャパンの2020年度（1月～12月）における財務報告書は、国際会計基準（IFRS）に準拠して作成され、RSM清和監査法人により会計監査を受けたものです。2020年度は昨年に引き続き、本部であるグリーンピース・インターナショナルに加え、海外支部、および個人基金等からも人的・資金的な支援を得て、独立した国際環境NGOとして地球規模の環境問題に関する啓蒙活動を行い、持続可能でグリーンで平和な未来のための提案を行いました。
2020年は気候変動問題、再生可能エネルギー、原発・放射能問題、プラスチック問題などに精力的に取り組みました。
今年度、グリーンピース・ジャパンの収入は本部および海外支部からの支援が減ったため、前年度と比べて47％減りました。新型コロナウイルス感染症の拡大が全世界に大きな影響を与えた年だったにかかわらず、その他の収入は前年度と同程度の規模となりました。2020年の総収入は2.7億円でした。
総支出はデジタル・ファンドレイジング分野での新しい投資があったため前年度より18％増加しました。その他の支出は前年度と同程度の規模となりました。2020年の総支出は3.25億円でした。活動収支は5400万円の損失となり、グリーンピース・ジャパンの基金残高によって補われました。
グリーンピースは企業や政府から一切の資金援助を受けていない国際環境NGOです。この独立した立場を保つには個人からのご寄付が不可欠です。気候危機をとめ、生物多様性をまもるため、自然エネルギー100％の循環型社会を目指す活動することができました。グリーン ピースの活動を支えてくださった多くの皆様に、心より感謝申し上げます。
グリーンピースは政府や企業からの援助をうけず、独立して環境保護にとりくむ国際NGOです。 大切なあなたの寄付が、グリーンピースの明日の活動を支えます。
