核実験への反対運動からグリーンピースは誕生。チャリティーコンサートで資金を集める。

1969年、米政府によるアラスカ州アムチトカ島での核爆弾実験を止めるため、12人の活動家が立ち上がったことがグリーンピースの始まりです。抗議船を出す資金を集めるため、カナダ・バンクーバーでロックコンサートを開催。有名アーティストも出演し、抗議運動は拡大していきました。
1971年9月、収益でチャーターした船を「グリーンピース号」と名づけて出航。この年の核爆弾実験は実行されたものの、翌年は中止されました。グリーンピースが個人からの支援だけで活動を行う方針は、誕生時から変わりません。個人の力を集めて大きな力に変え、働きかければ社会は変わる。私たちは、成し遂げられることを知っています。

未来に向けて

誕生から50年以上。私たちが取り組んだ一つひとつの活動が、企業や政府、その先にある社会を確かに変えてきました。変化を積み重ねることで、未来は変えることができます。地球の恵みを100年先の次世代へ。私たちは行動し続けます。

今、私たちが取り組んでいること

現在、グリーンピース・ジャパンはすぐに取り組むべき課題を4つに定めて活動を展開しています。

グリーンピースが大切にしていること

徹底した現場主義

私たちは、理想主義には留まりません。環境問題が起きている現場に赴いての調査から、実社会で変化を実現するための働きかけまで、徹底した現場主義こそが、グリーンピースの活動の底流にある理念です。

中立の立場で対話

グリーンピースは科学的データと事実に基づいて、公平で中立的な立場から発信や政策提言を行うことを重視しています。これにより、大きな影響力をもつ企業や政府とも対等な話し合いを実現し、ポジティブな社会変化につなげます。